【考察】ハピネスイズヒアに隠されたこだわり
今回は東京ディズニーランドのデイパレード、「ハピネス・イズ・ヒア」について少しだけ考察していきます。
このパレードは東京ディズニーランド開園30周年を記念して2013年に始まったパレードで、遊園地のメリーゴーランドをコンセプトとしているのです。
海外のパレードと製作プロデューサーが同じなど、類似点がたくさん見られるこのパレードも残る公演期間は1年となりました。
しかしそんな東京ディズニーランドを祝うパレードですが、また別のこだわりがあるのです。
"Happiness Is Here" via Tokyo Disneyland Official Site
それはパレード終盤、ドナルドとデイジーが乗るフロートの前方にあるこのDの文字です。(このフロートの各所にもあります)
実はこのDのフォントは本家本元アナハイムのディズニーランドとフロリダのマジックキングダムのみで使われているフォントであり、Dが使われているのはアナハイムのDisneylandのDだけなのです。
こちらはディズニーランドリゾートのエントランスにある門です(2016/9撮影)ロゴにご注目。
そうです、このメリーゴーランドのある遊園地とはアナハイムのディズニーランドのことだったのです。
東京ディズニーランドのお祝いパレードという意味だけでなく、ウォルト・ディズニーが描いた「大人も子供も幸せになれる場所」というディズニーランドのコンセプトも隠されていたのですね。
「ハピネス・イズ・ヒア」直訳すると「ここは幸せな場所」ということで、まさにウォルト・ディズニーの想いを具現化したパレードなのです。
公演期間も残り1年となりましたが、次に観る時はウォルト・ディズニーに想いを馳せながら観てるのもいいかもしれません。
おまけ
こちら昨年のハロウィン期間に撮ったディズニーランドのエントランスです。舞浜よりポップですね。笑
パリから遠い遠い銀河の彼方へ
フランス、パリにあるディズニーランドパリは今年開園25周年を迎えます。そのイベントで始まるいくつかのエンターテインメントの中から今日はスターウォーズ関連をピックアップしました。
スターウォーズのプロジェクションマッピング開始
"Star Wars : A Galactic Celebration" via Disneyland Paris Official Site
アニバーサリーイベント開始に先駆け、シーズン・オブ・ザ・フォース期間にて隣接するウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク(以下スタジオパーク)にあるアトラクション、タワー・オブ・テラーでスターウォーズのプロジェクションマッピングのショー「スターウォーズ : ギャラクティック・セレブレーション」が開始されました。
こちらのタワテラ、先日クローズしたアナハイムのカリフォルニア・アドベンチャーにあるタワテラの完全コピー版。タワテラ2.0なのです。(フロリダが1.0、シーが3.0)
そのタワテラが今回スクリーンの役目を果たし、ゲストを「遠い、遠い、銀河の彼方」へと誘ってくれるのです。そうスターウォーズの映画7作の名シーンが時系列に映し出されるのです。
またキャッスルプロジェクション同様に映像に合わせてパイロ等が上がり、迫力のあるショーとなっています。
まさにスタジオパークにぴったりのショーです。
ではdlrpfansさんのショー動画を。
"Star Wars : A Galactic Celebration" via YouTube
ハイパースペースマウンテンがパリに上陸
"Hyperspace Mountain Poster" via DLPTODAY
そして香港で最初に導入され、その後アナハイムにも導入された、「ハイパースペースマウンテン」が遂にパリにも導入されます。
「ハイパースペースマウンテン」とはスピーカーから流れるスターウォーズのサントラに合わせて宇宙空間を疾走する、まさにスターウォーズの世界を体験出来るアトラクションです。
実はこのパリのスペースマウンテンは他のパークのスペースマウンテンと比べても異なる独自のBGSがあり、非常に人気のアトラクションでした。
"Space Mountain Poster History" via DLPTODAY
それは世界的に有名な科学者、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した巨大大砲で宇宙に飛び出し、宇宙空間を冒険するというものでした。
しかしその独自のBGSも無くなり、有名な作品であるスターウォーズのアトラクションになろうとしています。
この点はTDSのストームライダーやDCAのタワーオブテラーとよく似ているので、やはり反対してる人もいるようですが、1月9日にクローズしました。こればっかりは仕方ないとしか言えませんね。
4月8日頃にオープンする予定だそうです。
スターツアーズ:アドベンチャーズ・コンティニュー 遂に導入
"Star Tours : The Adventures Continue" via Disneyland Official Site
また元祖スターウォーズアトラクションの「スターツアーズ」もアップデートされ遂に(やっと)パリにも「スターツアーズ:アドベンチャーズ・コンティニュー」が3月26日に導入されます。これで全てのディズニーパークで導入されることになりました。よってキャプテンレックスは全世界で引退となります。(時間軸は戻ってるけど)
またフロリダ、ハリウッドスタジオで既に行われている、ファーストオーダーパトロールなどがスタートしているようです。
パリはまだ行ったことないのでこの25周年イベント中に是非行ってみたいですね。出来ればハロウィン期間に笑
パリ25周年パレードにジュビのフロート登場か
フランスにあるディズニーランドパリは今年オープン25周年を迎え、春よりその記念イベントを行います。
主なものとして
- 新しいデイパレードの導入
- 新しいキャッスルプロジェクションの導入
- スペースマウンテンのテーマ変更
- (スタジオパークの)タワテラへの新しいプロジェクションショーの導入
などが発表されています。
その中で今回は新しいデイパレード「Disney Stars on Parade」についての噂を以下、DLP Todayさんの情報を元にまとめていきます。
まず、重要なパレードの音楽についてです。現在公演中の「Disney Magic on Parade」では、東京のようにパレードルートとフロート毎で違う音楽を流し2つ合わさってひとつの音楽になるというアンダーライナーが導入されておらず、各フロートで同じ音楽がリピートされているだけでした。
しかし新しいパレードではこのアンダーライナーが導入され、より見やすいパレードになるようです。
そして気になるテーマ曲の名前は「Phenomenal」というタイトルだそうです。公開されてないのでなんとも言えませんが、Phenomenalとは「素晴らしい、並外れた」という意味の単語ですのでその名に恥じない素晴らしい曲となるのでしょう。
"マレフィセント フロート"
☆2/9追記☆
マレフィセントフロートも公開されました。マジックキングダムと瓜二つです。海外のフロートをコピーするのはあまり聞いたことがないのですごいですね。
"Maleficent dragon float" via DLPTODAY
次にフロートですが、現時点では詳細な情報は出ていませんが、先陣を切るオープニングユニットにマジックキングダムのFestival of Fantasy Paradeのマレフィセントフロートに似た、炎を吹くマレフィセントフロートが登場するということです。キャラクターはミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、グーフィー、チップ、デールが乗るとのこと。
このことから制作スタッフ(イマジニア)が東京、フロリダのデイパレードと同じなのではないかとの噂も出ているので、もしその場合、上海を除く5パークのデイパレードが姉妹関係ということになります。
"アナ雪 フロート" DLPTODAYより
またアナ雪フロートの情報も出ており、こちらは2008年~2013年の間東京で公演されていた「ジュビレーション!」のジャングルサファリフロート(ライオンキングとジャングルブックのフロート) が既に輸出されており、これを改造して使用するとのこと。たしかに上の写真が太鼓があったところだと考えると似てる気がします。
☆1/20追記☆
改造ではなく、そのままライオンキングたちのフロートとして使われる可能性が高いとのことです。アナ雪フロートは新規で作成されるようです。
☆1/26追記☆
"Discover Wonder" via DLPTODAY
アナ雪フロートのコンセプトアートが公開されました。これを見るとジャングルサファリの流用ではなく、新規作成となるようです。
"Jungle Safari" Photo: Disney 'Round the World
また同じく「ジュビレーション!」からパリに既に輸出されているといわれるパイレーツムーンフロート(ピーターパンのフロート)も使用されるものと思われます。
☆1/20追記☆
続報があり、こちらのパイレーツムーンフロートもそのままピーターパンのフロートとして使用される可能性が高いようです。
"Pirates Moon" Photo: Justin Scott, Flicker
登場キャラクターの衣装はブルーとシルバーを基調とした25周年仕様になるということです。
☆1/26追記☆
"DLP 25th Costume" via DLPTODAY
ミッキーとミニーの25周年仕様となるコスチュームが公開されました。思ったより青でした。
なんか凄いですね。これでパリも姉妹入りしますね。そしてなんといってもジュビレーション!のフロートがほんとに世界に散らばってしまいました。こうして10年経っても使われる耐久性を保っているのは凄いですね。なんだか感動します。。
【考察】ニュールックミキミニがいつ東京に導入されるのか
昨年4月、上海ディズニーランドのセレモニーにて突如現れ、光の速さで世界に衝撃を走らせたミキミニのニュールック、ニューフェイス。
その後は
- 5月16日にプレオープンした上海ディズニーランドでは既に全面導入
- 6月16日にはマジックキングダムの「Mickey's Royal Friendship Fair」で部分導入された
- 6月下旬にはディズニーランドパリの「Mickey and the Magician」での部分導入
- 7月下旬、ディズニークルーズラインで全面導入
- 8月下旬にハワイ、アウラニディズニーリゾートアンドスパで全面導入
- 9月6日、本家本元のアナハイムのディズニーランドで60周年イベント終了に伴い、全面導入
- 今年1月3日、香港ディズニーランドにホリデーイベント終了に伴い、全面導入
- そして今年1月18日、パリにて突然な全面導入(1/19追記)
というような流れを辿っており、まだ手付かずなのは東京のみ、全面導入していないのはマジックキングダム、パリ、東京の3ヶ所となりました。
(1/19追記:パリは1/18日に全面導入されました)
※現在のミッキー
東京導入の時期を考える前に残る2箇所について考えてみましょう。
流れをみると全面導入されるのはイベント終了後が多いと思われます。
マジックキングダムは45周年イベントの真っ最中ですので、イベントが終了する今年10月頃をもって全面導入されると思われます。
またディズニーランドパリについては春から25周年イベントが開催され、パレードが新しくなりますのでそのタイミングを見計らって全面導入するか、25周年イベント終了後かと思われます。
(1/19追記:パリは1/18に25周年イベントを待たずに全面導入されました。)
そして東京ですがただいまディズニーシーの15周年イベントの真っ最中ですのでそれが終了する3/18というのが1番の目安になります。
しかしそこは東京、他の5パークと違いディズニー社が直接運営に関わっていないので4月の新年度まで粘る可能性はあります。―日本人はそういう変わり目は大切にするので。
また過去に新ヘッドが導入されたときのことを振り返ってみると、ドナルドの新ヘッドが導入された時(2002)は「ドナルドのスーパースプラッシュ」という夏イベントの真っ最中に突如変更されたのです。(部分導入)
※現在のドナルド
このような過去がある限り、一概に東京にはいついつとは言えませんが、日本人の特性やこれまでの流れを組むと、4月上旬にニュールックミキミニが登場すると思われます。
そう考えると現ルックと写真が撮れるのも、あと3ヶ月ですので是非みなさお早めに!!
1/19追記: パリがなんの前触れもなく突然導入されたので、東京でもいつ変わっても文句は言えない状況となりました。15周年期間中は大丈夫だと思いますが、お早めに。
※本記事で使用した画像の著作権はすべてWalt Disney Company及びOriental Land Co., Ltdに帰属します。
【メモ】世界のディズニーランドのデイパレードまとめ
今日はふと、世界に6つあるディズニーランドで2017年1月現在で開催されているデイパレードについてまとめたくなったので、メモ書き程度にまとめていきますね。
アナハイム
- ミッキーのサウンド・セーショナル・パレード
"Mickey's Sound Sational Parade" via Disneyland Official Site
まずは本家アナハイムのディズニーランド、現在開催中のデイパレードは「ミッキーのサウンド・セーショナル・パレード」です。こちらは2011年から始まっているのでもう6年近くもやっていますね。
フロリダ
- フェスティバル・オブ・ファンタジー・パレード
"Festival of Fantasy Parade" via Magic Kingdom Official Site
世界で2番目のディズニーランド、マジックキングダムでは現在「フェスティバル・オブ・ファンタジー・パレード」が開催中です。これは2014年からなので、まだまだやりそうですね笑
東京
- ハピネス・イズ・ヒア
"Happiness Is Here Parade" via Tokyo Disneyland Official Site
世界で3番目、アメリカ国外初の、我らが東京ディズニーランドでは2013年の30周年を記念して始まった「ハピネス・イズ・ヒア」が開催中です。あと1年ちょいは開催されますね。名前も音楽もそっくりではありませんが、フロリダのものと姉妹パレードと言われています。ラストにくるミキミニの乗ってるフロートがかなり似てるんですね、制作スタッフも同じらしいです。笑
パリ
- ディズニー・マジック・オン・パレード
"Disney Magic on Parade" via Disneyland Paris Official Site
世界で4番目、ヨーロッパ唯一のディズニーランドパリでは「ディズニー・マジック・オン・パレード」が開催中です。DLP20周年の2012年に始まったパレードですので、今年の3月で終了します。後継パレード「Disney stars on parade」については後日記事を公開します。
香港
- フライト・オブ・ファンタジー・パレード
"Flights of Fantasy Parade" via Hongkong Disneyland Official Site
こちら世界で5番目、アジアで2番目の香港ディズニーランドでは「フライト・オブ・ファンタジー・パレード」が開催中です。名前はマジックキングダムにそっくりですが、音楽はアナハイムとほぼ同じです。実はこれも制作スタッフが同一なんです。笑
上海
- ミッキーのストーリーブック・エクスプレス
"Mickey's Storybook Express Parade" via Shanghai Disneyland Official Site
世界で6番目、アジアで3番目、最新の上海ディズニーランドでは「ミッキーのストーリーブック・エクスプレス」が開催中です。こちらは世界のデイパレードから音楽、フロート、ダンサー衣装を取り繕って完成したパレードのようです。
- オープニングユニット→DLPワンダフルワールドオブディズニーパレード
- トイストーリーユニット→DCAピクサープレイパレード
- ラプンツェルユニット→オリジナル
- ニモユニット→TDLハピネスイズヒア
- アナ雪ユニット→オリジナル
- ムーランユニット→オリジナル
- フィナーレユニット→オリジナル
半分近くオマージュじゃないですか!!笑
まとめ
ということで アナハイム=香港=フロリダ=東京 ということでこの4箇所のデイパレードは4姉妹パレードなんですね。上海は凝縮です。笑
是非海外に行った時は関連性を見つけ出して見てください。
※本記事の画像はすべて各パークの公式サイトの写真を使用しており、画像の著作権はすべてWalt Disney Campany及びOriental Land Co., Ltd.に帰属します。
ディズニーとジブリ
メリークリスマスイブ。シングルベルのお時間です。
今日はディズニーとスタジオジブリの関連について。
知っての通り、ディズニーのジョンラセターとスタジオジブリの宮崎駿が古くから交流があり、様々な面でも契約を結んでいます。
例えばスタジオジブリ作品のアメリカ国内での配給はウォルトディズニー社が担っていたり、日本国内においてもジブリ作品のディスク販売はウォルトディズニージャパンの子会社であるブエナビスタホームエンターテイメントジャパンが担っています。
この他にもアメリカで最も有名なジブリキャラであるトトロ(「となりのトトロ」)が多くのディズニー作品にカメオ出演していたり、「紅の豚」のパロディなどが取り込まれています。
トイストーリー3
トトロが最もはっきり写っているのは「トイストーリー3」ですよね。
(C)Disney/Pixar
「となりのトトロ」同様セリフこそないもののおもちゃとして何度かスクリーンに顔を出しました。
ズートピア
そしてトトロは今年公開された「ズートピア」にも出演していました。
(C)Disney
ニックがアイスを買うお店の商品棚にトトロのカタチをしたお菓子?が並んでいます。
ハワイアン・バケーション
またトイストーリーのスピンオフ作品である「ハワイアン・バケーション」ではあのパロディが!
スリンキーが
「豚が飛ぶくらい無理」
と言ったり、ハムが
「実はさ、俺の叔父さんパイロットだったんだ」
という「紅の豚」っぽい嘘発言をしています笑
またオリエンタルランドの株主総会でもジブリ作品を東京ディズニーリゾートで展開する可能性についての質疑応答が行われた過去があるようです。その時は否定されましたが…。
ジブリがマーベルやルーカスフィルムのようにディズニーの傘下に入ることはないとは思いますが、是非今後のコラボにも期待したいですね。
ではよいクリスマスイブをお過ごしください。
(ここ2週間くらい連投が続いてたのでちょっと休養します、あくまで"気まぐれ"スタイルなのですぐ帰ってくるとは思います。ではハッピーホリデー!)
DLR50周年ショー再び!!
この記事にはほんとに興奮しました。
"Remember … Dreams Come True" Fireworks are returning to Disneyland Park on Feb. 3!" https://t.co/qt5zmCnsVc pic.twitter.com/xHcykKYgve
— Disney Parks (@DisneyParks) 2016年12月22日
来年2月3日より現地でも大好評だった、ナイトタイムスペクタクラー「Remember... Dreams Come True」が復活します!!
このショーは2005年にディズニーランドが50周年を迎えた際に始まったもので、2014年まで行われていました。
内容としてはディズニーランド開園からの50年をパーク内のアトラクション音楽と共に振り返るというもので、ショーの始めにはウォルト・ディズニーのスピーチも放送されるのです。
1回上演するのに3万ドル(300万円)が費やされ、かなりの量の花火が打ち上がる豪華なショーです。
公式ブログによると週末限定とのことですので、2月以降に予定がある方は是非週末をまたいで旅行することをおすすめします。
またコメント欄はかなりのファンの喜びで溢れており、興奮してることが伺えます。笑
また終了時期やショー内容が50周年バージョンとなるのか2006年以降のアップデートバージョンとなるのかについては現時点では不明となってます。