今後の舞浜が目指す道は?
※この記事は #d_advent 2020参加記事です。
こんにちはお久しぶりです。
2020年という年は新型コロナ感染症に振り回された年となってしまいました。未だに感染拡大は止まらず日に日に状況が悪化しています。
東京パークも2月末から6月末までの4ヶ月間の史上最長となる休園期間を経験しました。
世界的に見ても感染拡大は止まらず、アナハイムパークは3月から依然として休園が続いていますし、パリパークは一度は再開しましたが、現在は2度目の休園期間に入っています。香港パークも2度の再開を経ましたが現在は3度目の休園期間に入っています。
そんな中、アメリカではワクチン接種が始まり早ければ来年春にはアメリカ経済は戻るとの予測も立っています。
日本はというと、ワクチン開発の遅れにより経済の回復は再来年秋になるとの見方が出ているようです。
とすると、東京パークにおける現在の「新しい運営方法」もあと2年は覚悟した方が良さそうな気がします。
しかし現在の入園者数を限定し、休止施設も多くエンタメも減っている状況であと2年持ち堪えるのはこちらとしてもいただけないので、個人的に考える今後の4つの「戦略的運営方法」について今日は記事を書いていこうと思います。
◉有料の限定グリーティングの継続
まずは現在既にバケーションパッケージとして行われている「限定グリーティング」の実施です。最近だとBBBやカラーオブクリスマスの衣装を着たキャラクターと触れ合いできるプランが人気を博しています。
これは現状のパークの入場者数制限により減益のOLCにとっては大事な稼ぎ頭になっていると思うので、継続するでしょう。その為今後は各シーズン毎に多くのプランが登場する可能性があります。
◉ファストパス有料化
これは株主総会等の今後の展開で語られていた、「ファストパスの有料化」です。現在はパークが1日あたりの入場者数を制限しているため、ファストパスの発券は行っていません。
しかしソーシャルディスタンスの関係でスタンバイの列が複数エリアを跨いでしまったり、隣のアトラクションと列が混同してしまったりした為、9月から一部アトラクション限定で「スタンバイパス」が導入されました。12月22日からその対象アトラクションが拡大することも発表されました。「スタンバイパス」はファストパスと違い、指定された時間になると列に並べるだけであり、結局列に50分並んだりすることもあります。いわばスタンバイ用の整理券ですね。
そうするとゲストも今までのように気軽にアトラクションに乗れなくなってしまうので、USJや上海ディズニーランドのように事前購入制の「ファストパス・プラス」を導入し、増収とゲストの分散を狙っていくと思います。
◉シアターショーの有料化
これは過去に「バレンタイン・ナイト」などでも行われてきた手法です。現在、東京ディズニーリゾート内の全てのシアターショーが休止中となっています。ただ劇団四季などが公演ができている通り、シアターショーの実施が完全に不可能なわけではありません。また元の日常に戻る22年秋まで休止というのはあまり考えられないので、屋内シアターに限っては有料で実施が行われると思います。屋内ショーだとシアターの外で囲みができ、密になるということも考えにくいのです。また上海ディズニーランドではパークが再開してしばらく経過した頃に、有料でのシアターショーが実施されていました。そのため舞浜でも行うことは可能だと思います。
周りの人にざっくりといくらくらいまでなら課金できるか聞いたところ1人1回4000円前後という回答が多かったのでその辺りが妥当かなと思います。
◉特別営業時間の設定
これは毎年年末に行われる「カウントダウン・パーティー」や、企業の貸し切りの時のように通常営業は早めに終え、夜の数時間を特別営業として行うというものです。これを海外パークのように年パスホルダーやファンダフル会員限定で有料チケットを販売し、特別プログラムを行えばかなり増収が期待できると思います。
実際ここ数年の経営が厳しいパリは年パス向けの特別営業を行って利益を補填しています。
入場者数制限で思うように利益があげにくい現状の東京もこれにならうのがいい気がします。
来年からはディズニーシーで新しいナイトハーバーショー「ビリーヴ: シー・オブ・ドリームス」が始まることですし、まずはそれを特別営業時間のみでの公演にすれば、人数コントロールができて利益もあげられることができるのではないでしょうか。
貸切時間は19:00〜22:00の3時間で収容人数は1万人、チケットは1人5000〜6000円とかにすれば十分な利益が得られるような気がします。
今回は現実的なものから順番に並べて書きましたが、このパーク転換期なのでどれが実現してもおかしくありません。
何はともあれ今後のパークの展開に期待をしたいところです。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた。